夏の鉄旅|三江線

2016年9月、ついに、三江線(さんこうせん)の廃止が現実化してしまいました。

三江線は、広島県の内陸部の中心都市である三次(みよし)と、島根県の海岸沿いの江津(ごうつ)を結ぶローカル路線で、ずっと江ノ川(ごうのかわ)という大きな川に沿って走ります。

この路線を完乗したのは、2007年の盆休み。当時ちゃんと載せていなかったので、今回、個人的さよなら企画として。

このときは、前日に福山に入って投宿。朝から福塩線で三次に出て、そこから三江線の旅。
1両のワンマン運行ディーゼルカー、定刻10:02、三次を出発です。

三江線
車窓には、ずっと江ノ川が。
三江線
こんな、民家のすぐ側を通っていきます。
三江線
石州瓦とよばれる、赤茶色の瓦屋根が目立ちます。石州とは、石見(いわみ)の国のことで、いまの島根県の西半分のエリアです。
三江線
12:07、石見川本に到着。
この列車はここで終わり。次の江津行き列車までは2時間弱あるので、ちょっと街を散歩。
川本町
「悠邑ふるさと会館」という、温水プールなども備えた立派な町営施設がありました。ここで昼ご飯。

13:54、石見川本を出発。
日本海を目指します。

三江線
車窓の右手には、すっかり川幅の広くなった江ノ川。
三江線
次は、終点の江津です。
14:58、到着しました。

この後は、さらに乗り継いで、鳥取まで。