京都市街からみて南西方向、長岡京市にある長岡天満宮です。
阪急京都線で、京都河原町から最寄りの長岡天神まで、特急なら15分ほど。駅からは、徒歩10分ほどです。
天満宮ということで、学問の神様として知られる菅原道真を祀る神社です。
道真が大宰府に左遷されるとき、かって親しんだこの地にも立ち寄り名残を惜しんだという縁で、のちに道真公自作といわれる木像を祀ったのがはじまりとのこと。
天満宮といえば牛。
ここは紅葉の名所でもあります。
また、早春は梅、初夏は満開のツツジでも有名。
黄と赤が鮮やか。
交通量の多い通りと境内とのあいだには、八条ケ池という大きな池があります。
木造の水上橋があって、散歩も楽しそうです。
風もなく、おだやかな朝の風景。
このあたりは、水陸交通の便利な場所で、特に近くに有名なウイスキー醸造所があるように、水に恵まれたところ。
長岡京は、桓武天皇が平城京からの遷都先として造営した都ですが、権力争いから生じた暗殺、怨霊騒ぎ、さらには洪水などもあり、わずか10年でいまの平安京に再度遷都されました。その後、長岡京は荒廃し幻の都などとも呼ばれていましたが、1954年から発掘調査が始まり、当時かなり完成した姿まで造営されていたことが分かっています。
