121 青森

主に津軽の海側を走るローカル線、五能線です。
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木造駅の建物は、巨大な土偶。
近くにある縄文遺跡から発掘された土偶(遮光器土偶)がモデルになっています。
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以前は、列車が来ると目が光るようになっていました。
「いらっしゃいビーム」と呼んでいたそうな。
 
車窓には、日本海の荒波の風景。
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五能線を走る観光列車「リゾートしらかみ」では、車内でこんなアトラクションも。
津軽三味線の生演奏です。
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青森の祭といえば、「ねぶた(ねぷた)」が有名です。
青森ねぶた、弘前ねぷた、そして五所川原の立ねぷた。
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実際に祭の様子を観たことはありませんが、ここ「立佞武多の館」には、実際に使われる巨大な山車が飾ってあり、なかなかの迫力でした。
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「立ねぷた」というだけあって縦方向に大きく、ものによっては20mを超えるそうです。
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こちらは「金魚ねぷた」。
巨大な山車ではなく、飾り灯籠のようなものです。

仕事の忙しい日々が続くと、ひたすら列車に乗りたくなることがありますよね。
(そんなことない・・・?)
 
ということで、今回もまた東北へ汽車旅。
金曜の夜、上野発の夜行列車に乗り、やってきたのは五所川原(ごしょがわら)。
 
今回の目的のひとつはこれ。
津軽鉄道の冬の名物、ストーブ列車。
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車内には石炭ストーブ。
スルメを購入すると、焼いてくれます。
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観光列車ということで、女性のアテンダントも乗務しており、津軽弁を交えながら沿線の観光案内をしてくれました。
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途中の金木駅で降りて、五所川原に戻ります。
通常の車両は、こんな感じのディーゼルカー。
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車内には、自由に読める古本もありました。
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なお、まだ雪は残っていますが、一面真っ白という感じではありませんでした。
もう3月ですからね。

8月の北東北旅行から、続きを。
 
ここは、十三湖(じゅうさんこ)といって、津軽地方の汽水湖です。

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昔、鎌倉時代あたりには、十三湊(とさみなと/じゅうさんみなと)という街がありました。
当時は交易船でにぎわっていたのですが、以降はさびれてしまいました。
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シジミの生産地としては、いまでも有名なところです。
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ここで昼食。
せっかくなので、こんなラーメンを。
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場所はココ。

大きな地図で見る

岩木山神社(いわきやまじんじゃ)です。
津軽半島の名峰、岩木山のふもとに鎮座します。
 
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正面奥に見えるのが岩木山です。
 
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陸奥国(むつのくに)は、いまの福島、宮城、岩手、青森全体を範囲とする広い国でした。
近畿地方が細かく分かれているのに比べると、一番奥の土地はおおまかだった訳ですね。

陸奥国は、明治になってすぐ、廃藩置県までの2年半くらいだけですが、磐城、岩代、陸前、陸中、陸奥に分割されました。
今は、分割後の国についても、全国の一宮で構成する組織「全国一の宮会」が独自に新一宮を認定しています。(ので、私も、それぞれに詣でる予定。)

この岩木山神社は、津軽国一宮。
当初の広大な陸奥国と区別して、分割後の陸奥を指すために、津軽国と称しているとのこと。
 
一宮を名乗るだけあって、津軽地方では随一の格式。
北門鎮護の立派な社です。

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岩木山の山頂まで登ると、奥宮があります。
ここから、4時間ちょっとの登山だそうです。
 
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湧き出る清水と、大きな楼門。

下北半島旅行で、イタコで有名な恐山にも立ち寄りました。
晴天だったこともあってか、恐ろしげではありませんでした。
というよりも、そういった観光客的な間違った思い込みで訪れてはいけない場所だと感じさせる雰囲気がありました。

静かな雰囲気の中、キラキラと穏やかに輝く湖面。
どことなく寂しげで、どことなく優しい地蔵の表情。
そして、賽の河原に積まれた無数の小石。
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子供を亡くした親たちは、どんなことを思いながら石を積んだのでしょうか。
胸に迫るものがあります。

仏ケ浦。
風雨と波に浸食された白い奇岩。
これを観るためには、崖の上の駐車場から15分ほどかけて海岸に降りなければなりませんでしたが、それだけの価値ある風景でした。
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海の水も澄きとおっています。

釜臥山から東方向、むつ市街を望む。
湾曲しているのは陸奥湾です。
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霊場恐山。
決して恐ろしいというのではなく、静かで穏やかで、少し物悲しい場所でした。
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確かに独特の雰囲気はありました。

本州の東北端、尻屋崎。
青い空に、白い灯台が映えます。
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こちらは本州最北端、大間崎から望む夕陽。
向こう岸は、もう北海道です。
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下北半島名物、イカ釣り漁船の漁火。
漁のピークである10月には、沖合に光の列ができるそうです。
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この週末は、青森県は下北半島に出かけてきました。
本州の北の果てであります。

八戸まで新幹線、そこからはレンタカーで下北半島をぐるっと一回り。
尻屋崎、むつ市街、仏ケ浦、大間崎、下風呂温泉、恐山、釜臥山、そしてJR大湊線。
青い空と爽やかな空気に恵まれた、秋の訪れを感じながらの旅になりました。

尻屋崎に棲む、寒立馬(かんだちめ)
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下風呂の漁港は、年に一度の祭礼の日でした。
ハレの日、たなびく大漁旗。
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JR大湊線。海沿いを走り抜けるローカル線。
このあたりは、18きっぷのポスターにも使われた場所です。
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